投稿日:2025/04/01
更新日:2025/03/27
でんきの節約術
暑さや寒さが厳しくなると、エアコンをつける時間や回数が増えがちですが、物件や家の造りを理由に壁掛けエアコンを設置できないケースがあります。そこで重宝されるのが窓用エアコンです。しかし、どんなに便利でも、電気代がかさんでしまうのは避けたいもの。
そこで本記事では、窓用エアコンにかかる電気代について詳しく解説します。他の冷暖房家電との電気代の比較や窓用エアコンのメリット、注意点もご紹介するので、エアコンを自室に設置できず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
※本記事の内容は2025年3月時点の情報です
目次
窓用エアコンとは窓サッシに取付枠を設置し、本体を置くタイプのエアコンです。ウインドウエアコン・ウインドウクーラーとも呼ばれます。窓用エアコンは、壁に配管用の穴を開けたり室外機を設置したりといった取付工事をする必要がありません。そのため条件に合わず部屋に壁掛けエアコンを取り付けられない方や、引越しが多くご自身で手軽にエアコンを設置したい方に適しています。
冷房タイプと冷暖房タイプの2つがあり、冷房の場合は4~8畳程度、暖房の場合は4~6畳程度の広さに対応可能です。ただし、どの窓にも取り付けられるというわけではないので、あらかじめ条件に適しているかどうかを確認する必要があります。
まずは設置可能な窓の種類を確認します。窓用エアコンは2枚のガラス戸をスライドして開閉する「引き違い窓」に設置できます。L字にガラス戸が外へ開く「縦すべり出し窓」や、ガラス戸が上下にスライドする「上げ下げ窓」には設置できないので注意しましょう。
窓の大きさにも条件があります。ここでは例として、窓用エアコンを販売しているメーカー・コロナの条件をご紹介します。開き幅(ガラス戸をスライドして開けられる幅)は47cm程度、窓の高さは77cm~140cm程度あることが望ましいです。テラス窓など140cm以上ある窓に設置する際は、延長用の取付枠をつなげば190cm程度まで対応可能です。
窓の立ち上がり(窓のレールが窓枠から飛び出しているところ)は上下共に10mm以上あるとよいですが、ない場合は補助金具で補えます。ただし、窓のサッシに穴を開ける必要があるので、賃貸の方は注意してください。
実際の設置条件は、メーカーや検討している窓用エアコンによって異なるので、購入前に必ず確認しましょう。
※参考:CORONA.「ウインドエアコンの取り付け方」.https://www.corona.co.jp/aircon/wind/howto_m_waircon.html ,(2025-03-15).
窓用エアコンを取り付ける方法は、以下の通りです。こちらも設置する機種によって方法が異なるケースがあるので、必ず取扱説明書の記載通りに行ってください。
窓用エアコンを付けて快適に過ごしたいけれど、月々の電気代が高くなってしまうのは避けたいという方は多いでしょう。そもそも窓用エアコンの電気代はいくらなのでしょうか。ここでは、代表的なメーカーの窓用エアコンの電気代の目安を解説します。
なお、窓用エアコンの電気代の計算式は、以下の通りです。
今回は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安単価として設定している電力量料金単価:31円(/kWh)で算出します。ご家庭の家電にかかる電気代を算出する際は、契約している電気料金プランの電力量料金単価を当てはめてください。電力量料金単価は、検針票や電力会社のWebサイトなどで確認できます。
※参考:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会.「よくある質問 Q&A」.https://www.eftc.or.jp/qa/?topics=1#qa3 ,(2025-03-05).
窓用エアコンを販売している主要メーカーは、コロナ・トヨトミ・ハイアール・小泉成器の4つです。それぞれの代表的な製品の電気代を比較してみましょう。
メーカー | コロナ | トヨトミ | ハイアール | 小泉成器 | |
機種名 | CW-FA1625R(冷房) | CWH-A1825R(冷暖房) | TIW-AS1824 | JA-16Z | KAW-1941/W |
消費電力 | 550W | 630W | 575W | 525W | 660W |
1時間当たりの電気代 | 17.05円 | 19.53円 | 17.825円 | 16.275円 | 20.46円 |
1日当たりの電気代 | 153.45円 | 175.77円 | 160.425円 | 146.475円 | 184.14円 |
※消費電力は50Hzの数値を採用。1日当たりの電気代は9時間の稼働を想定
1時間当たりの電気代を見てみると、数円程度の差はあれどメーカーごとに大きな違いはありませんでした。
コロナは主要メーカーの中で唯一冷暖房モデルを出しています。商品のラインナップも豊富なので、ご家庭に合った1台を選びやすいです。トヨトミは、人感センサーや内部乾燥モードを搭載している機種を提供しており、機能面で充実しています。ハイアールは他のメーカーの窓用エアコンよりも電気代を抑えられるのが魅力です。小泉成器はグリルや熱交換器を洗えるので、清潔さを保ちやすいです。
現状は電気代にあまり差がないため、窓用エアコンを選ぶ際は、このようなメーカーごとの特徴を比較して商品を選びましょう。
※参考:CORONA.「CW-FA1625R」.https://www.corona.co.jp/aircon/wind/cool/lineup.html#cwfa1623r ,(2025-03-10).
※参考:CORONA.「CWH-A1825R」.https://www.corona.co.jp/aircon/wind/cah/lineup.html ,(2025-03-10).
※参考:TOYOTOMI.「人感センサー付モデル TIW-AS1824」.https://www.toyotomi.jp/products/air/window-air-conditioners/tiw-as1824 ,(2025-03-10).
※参考:Haier.「窓用 ルームエアコン JA-16Z」.https://www.haier.com/jp/air-conditioners/ja-16z.shtml?spm=jp.productCompare_pc.productCompare_20190530.236207 ,(2025-03-10).
※参考:KOIZUMI.「窓用エアコン ルームエアコン(冷房除湿専用)KAW-1941/W」.https://www.koizumiseiki.jp/products/detail/1366 ,(2025-03-11).
冷暖房家電には、窓用エアコンの他にもさまざまなタイプのものがあります。月々の電気代が気になる方は、他の冷暖房家電の電気代も併せて確認しておきましょう。
窓用エアコンと代表的な冷暖房家電の電気代を一覧にまとめました。
家電 | 参照機種 | 最小消費電力 | 最大消費電力 | 1時間当たりの電気代 |
窓用エアコン(冷房) | コロナ CW-FA1625R |
– | 550W | 17.05円 |
窓用エアコン(冷暖房) | コロナ CWH-A1825R |
– | 630W | 19.53円 |
壁掛けエアコン(冷房) | ダイキン S255ATAS-W(8畳用) |
105W | 870W | 3.255~26.97円 |
壁掛けエアコン(暖房) | 110W | 1,820W | 3.41~56.42円 | |
扇風機 | ドウシシャ K-F25AYCGD |
1.6W | 18W | 0.0496~0.558円 |
サーキュレーター | シャープ PK-18S01 |
2.5W | 21W | 0.0775~0.651円 |
電気ヒーター | デロンギ マルチダイナミックヒーター |
300W | 1,500W | 9.3~46.5円 |
電気こたつ | 山善 ダイニングこたつテーブル |
90W | 600W | 2.79~18.6円 |
1時間当たりの電気代で見ると、冷房時も暖房時も最大消費電力は壁掛けエアコンや電気ヒーターの方が高くなる傾向にあります。一方、扇風機やサーキュレーター、電気こたつの最大消費電力と比較すると窓用エアコンの方が高いことが分かります。
次項では、家電ごとの電気代の算出方法を、詳しく解説します。
壁掛けエアコンは、窓用エアコンよりも広範囲をスピーディーに空調できるのが特長です。
今回はダイキンのS255ATAS-W(8畳用)を例に、冷房時と暖房時の1時間当たりの電気代を見てみましょう。
モード | 最小消費電力 | 最大消費電力 | 1時間当たりの電気代 |
冷房 | 105W | 870W | 3.255~26.97円 |
暖房 | 110W | 1,820W | 3.41~56.42円 |
それぞれの電気代を算出する計算式は、以下の通りです。
【冷房(最小消費電力)時の電気代】
WをkWに変換:105W ÷ 1,000 = 0.105kW
1時間当たりの電気代:0.105kW × 1時間 × 31円/kWh =3.255円
【冷房(最大消費電力)時の電気代】
WをkWに変換:870W ÷ 1,000 = 0.87kW
1時間当たりの電気代:0.87kW × 1時間 × 31円/kWh = 26.97円
【暖房(最小消費電力)時の電気代】
WをkWに変換:110W ÷ 1,000 = 0.11kW
1時間当たりの電気代:0.11kW × 1時間 × 31円/kWh =3.41円
【暖房(最大消費電力)時の電気代】
WをkWに変換:1,820W ÷ 1,000 = 1.82kW
1時間当たりの電気代:1.82kW × 1時間 × 31円/kWh = 56.42円
また窓用エアコンと壁掛けエアコンの年間の電気代は、それぞれ以下の通りです。
【コロナCWH-A1825R(50Hz)の年間の電気代】
1年間の電気代:1,316kWh(期間消費電力量) × 31円/kWh = 40,796円
【ダイキンS255ATAS-W(8畳用)の年間の電気代】
1年間の電気代:763kWh(消費電力量期間合計) × 31円/kWh = 23,653円
エアコンは設定温度に達するまでフルパワーで運転するため、起動時の消費電力が最も大きいです。そのため、起動時の1時間の電気代を比較すると、冷房時も暖房時も壁掛けエアコンの方が電気代が高くなるでしょう。しかし、エアコンは一定時間つけっぱなしにする場合がほとんどです。壁掛けエアコンは設定温度に達すると少ない消費電力で室温を維持できるため、1年単位で比較すると、壁掛けエアコンの方が電気代が安くなるでしょう。
※参考:DAIKIN.「ルームエアコン 住宅設備用カタログ 2025/02」.https://ec.daikinaircon.com/ecatalog/DKCA001/catalogview.html ,(2025-03-05).
扇風機は本体に付いた羽を回転させて、やや狭い範囲に穏やかな風を送る家電です。今回はドウシシャのK-F25AYCGDを例に、1時間当たりの電気代を見てみましょう。
機種 | 最小消費電力 | 最大消費電力 | 1時間当たりの電気代 |
K-F25AYCGD | 1.6W | 18W | 0.0496~0.558円 |
電気代を算出する計算式は以下の通りです。
【最小消費電力時の電気代】
WをkWに変換:1.6W ÷ 1,000 = 0.0016kW
1時間当たりの電気代:0.0016kW × 1時間 × 31円/kWh =0.0496円
【最大消費電力時の電気代】
WをkWに変換:18W ÷ 1,000 = 0.018kW
1時間当たりの電気代:0.018kW × 1時間 × 31円/kWh = 0.558円
窓用エアコンと1時間当たりの電気代を比較すると、扇風機の方が電気代が安いことが分かります。
※参考:kamome.「kamomefan lite」.https://www.kamome-d.jp/kamomefan/k-f25ay/ ,(2025-03-07).
サーキュレーターは狭い範囲かつ遠くに、直線的かつパワフルな風を送る家電です。涼を得るよりも、室内の空気をかき混ぜたり室内干しの乾燥を促したりするのに使われることが多いです。今回はシャープのPK-18S01を例に、1時間当たりの電気代を見てみましょう。
機種 | 最小消費電力 | 最大消費電力 | 1時間当たりの電気代 |
PK-18S01 | 2.5W | 21W | 0.0775~0.651円 |
それぞれの電気代を算出する計算式は以下の通りです。
【最小消費電力時の電気代】
WをkWに変換:2.5W ÷ 1,000 = 0.0025kW
1時間当たりの電気代:0.0025kW × 1時間 × 31円/kWh =0.0775円
【最大消費電力時の電気代】
WをkWに変換:21W ÷ 1,000 = 0.021kW
1時間当たりの電気代:0.021kW × 1時間 × 31円/kWh = 0.651円
窓用エアコンと1時間当たりの電気代を比較すると、サーキュレーターの方が電気代が安いことが分かります。
※参考:SHARP.「PK-18S01」.https://jp.sharp/pci_fan/products/pk-18s01/spec/ ,(2025-03-07).
電気ヒーターは、電気で熱を発生させる暖房家電のことです。セラミックヒーターやカーボンヒーターといった種類があり、狭い空間をスピーディに暖められます。今回はデロンギのマルチダイナミックヒーターを例に、電気代を算出してみましょう。
機種 | 最小消費電力 | 最大消費電力 | 1時間当たりの電気代 |
マルチダイナミックヒーター | 300W(※) | 1,500W | 9.3~46.5円 |
※5段階ある電力切替の最小値を採用
電気代を算出する計算式は、以下の通りです。
【最小消費電力時の電気代】
WをkWに変換:300W ÷ 1,000 = 0.3kW
1時間当たりの電気代:0.3kW × 1時間 × 31円/kWh =9.3円
【最大消費電力時の電気代】
WをkWに変換:1,500W ÷ 1,000 = 1.5kW
1時間当たりの電気代:1.5kW × 1時間 × 31円/kWh = 46.5円
窓用エアコンと1時間当たりの電気代を比較すると、電気ヒーターの方が電気代が高い傾向にあります。
※参考:DeLonghi.「マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル ブラック」.https://www.delonghi.com/ja-jp/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%92%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC-wi-fi%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-mdhaa15wifi-bk/p/MDHAA15WIFI-BK ,(2025-03-07).
電気こたつとは、テーブルの中央にヒーターユニットを設置し、電気を通すことで熱を発生させる暖房家電です。こたつ布団で覆い内部の空気を閉じ込めることで、少ない消費電力でも暖かさを維持できます。今回は山善のダイニングこたつテーブルを例に、電気代を算出してみましょう。
機種 | 最小消費電力 | 最大消費電力 | 1時間当たりの電気代 |
ダイニングこたつテーブル | 90W | 600W | 2.79~18.6円 |
電気代を算出する計算式は、以下の通りです。
【最小消費電力時の電気代】
WをkWに変換:90W ÷ 1,000 = 0.09kW
1時間当たりの電気代:0.09kW × 1時間 × 31円/kWh =2.79円
【最大消費電力時の電気代】
WをkWに変換:600W ÷ 1,000 = 0.6kW
1時間当たりの電気代:0.6kW × 1時間 × 31円/kWh = 18.6円
窓用エアコンと1時間当たりの電気代を比較すると、電気こたつの方が電気代が安いことが分かります。
※参考:山善.「ダイニングこたつテーブル(135×80cm)」.https://book.yamazen.co.jp/product/detail/I00009020 ,(2025-03-07).
窓用エアコンには、壁掛けエアコンにはないメリットがいくつもあります。
窓用エアコンは室内機と室外機が一体になっているので、壁掛けエアコン(室内機)よりもやや重量があり、20kg~25kg程度の機種が多いです。安全に配慮して作業すれば、男性なら一人で持ち運べるでしょう。
しかし、壁掛けエアコンの室外機は40kg以上もあるので一人では対応できず、手伝ってくれる人を探したり引越し業者に依頼したりする必要があります。仕事の都合などで頻繁に転居する方は、一人で持ち運びできる窓用エアコンの方が便利でしょう。
※参考:DAIKIN.「ルームエアコン 住宅設備用カタログ 2025/02」.https://ec.daikinaircon.com/ecatalog/DKCA001/catalogview.html ,(2025-03-05).
壁掛けエアコンを設置するには、さまざまな条件を満たした場所を確保する必要があります。代表的な条件は、以下の通りです。
例えば、壁掛けエアコンを置く部屋にベランダやテラス、庭が隣接していない場合、室外機を置けないので、壁掛けエアコンの利用を断念せざるを得ません。その点窓用エアコンは、先述した通り室内機と室外機が一体になっているので、窓の条件さえ満たしていればどの部屋にも設置可能です。
窓用エアコンは窓に直接設置するので、壁に配管やドレン管を通すための穴を空ける必要がありません。本体を持ち上げることができれば、設置も一人で行えます。そのため、エアコン設置時に工事業者を手配する必要がないのです。
大手家電量販店の壁掛けエアコンの取付工事費用を見てみると、標準設置工事で1万~2万2,000円程度、室外機の設置方法やオプション作業によっては追加で2,000~1万5,000円程度かかるので、転居が多い方にとっては大きな出費となるでしょう。
専門業者に取付工事を依頼する手間と費用の両方がかからない点は、大きなメリットです。
メリットの多い窓用エアコンですが、壁掛けエアコンと同じように使おうと思っても難しい点がいくつかあります。ここでは窓用エアコンを利用する際の注意点を5つご紹介します。
先述した通り、窓用エアコンの対応畳数は冷房の場合は4~8畳程度、暖房の場合は4~6畳程度です。それよりも広い部屋に設置すると、部屋全体を適温にするまでに時間がかかってしまいます。
広いワンルームやリビング、仕切りがない間取りの場合は、冷暖房の効果を感じにくいでしょう。
窓用エアコンと壁掛けエアコンは、ほぼ同じような仕組みで室温を調整します。しかし、窓用エアコンには、温度調節を担う圧縮機をコントロールするインバーターが内蔵されていないので、細かい温度調節が苦手です。冷房であれば、設定温度に対して室温が上がり過ぎたら起動し、寒くなったらオフになるといった動作を繰り返します。暖房時も同じような動作です。
窓用エアコンの起動時には、一気に室温を調整しようとフル出力で稼働するので消費電力が大きくなり、電気代が高くなる点には注意が必要です。電力を過度に消費しないよう、設定温度を手動で調節したり、必要ない時は電源を小まめに切ったりしましょう。
窓用エアコンは背面に吹出口があるので、稼働時は基本的に窓を開けっ放しにします。窓を閉めると熱交換した空気が室内にこもって、運転効率を下げてしまうからです。そのため運転時に窓を固定するための補助錠を付ける必要があります。
窓サッシ用の補助錠はホームセンターなどで購入できるので、窓用エアコンを設置する際に必ずそろえておきましょう。
窓用エアコンに付属しているパッキンをガラス戸に貼っているのにもかかわらず、風や虫が入ってくることがあります。本体の下やパッキンを貼った部分にも隙間ができる場合があるので、漏れなく対策をしましょう。
まずはどこに隙間があるのかを確認します。日中の明るい時間に、窓のカーテンを閉めて部屋の電気も消し、部屋をなるべく真っ暗にします。その際、窓用エアコンの周辺から光が差し込む場所が隙間です。
隙間はテープやパテを使って埋めるのが手軽です。広範囲に隙間があり全ての対策をするのが難しい場合は、網戸を付ける方法もよいでしょう。窓用エアコンが窓の外側にはみ出していなければ、簡単に隙間対策ができます。
窓用エアコンの運転音は室内なら55dB程度、室外なら65dB程度あり、役所の窓口周辺やコーヒーショップの店内と同じくらいの騒音レベルです。
エアコンの室外機は、圧縮機を搭載しており運転時に「プシュー」「ブーン」といった音がします。壁掛けエアコンであれば窓を完全に閉め切ってしまうので運転音が気になりにくいですが、窓用エアコンはダイレクトに音が聞こえます。静音タイプや防音タイプの商品を選ぶことで軽減できますが、寝室に置く場合は耳栓などの音対策をした方がよいでしょう。
※参考:環境省.「騒音の目安(都心近郊用)」.https://www.env.go.jp/content/900405139.pdf ,(2025-03-07).
窓用エアコンは工事不要で手軽に設置できる一方で温度の調節がしにくいため、小まめに設定温度を変えたり電源をオン・オフしたりといった調整をしないと、電気代が高くなる可能性があります。
窓用エアコンを使いつつ、月々の電気代を抑えるにはどうしたらよいのでしょうか。ここでは5つの節電方法を解説します。
先述した通り、窓用エアコンは細かな温度調節に不向きです。しかし、冷房能力が高い機種を選べば、比較的短時間で部屋を涼しくできます。部屋がある程度涼しくなったら窓用エアコンを切り、消費電力の少ない扇風機に切り替えると電気代を抑えられます。
窓用エアコンの暖房機能は、冷房以上に消費電力が大きくなりやすいです。暖房効果を得られるまで稼働し続けると電気代がかさんでしまうので、部屋がじんわり暖かくなったら電気ストーブやこたつに切り替えましょう。
外気温と室内の寒暖差が激しいと冷暖房時にかかる消費電力が大きくなりやすいです。そのため夏は熱を入れない・ためない工夫を、冬は冷気を入れない・熱を逃がさない工夫を行いましょう。
外気温の影響を減らせる具体的な方法は以下の通りです。
窓用エアコンは窓に設置するので、直射日光が当たりやすいです。太陽の熱で本体の温度が上がると、熱交換効率が下がってしまいます。余計な電力の消費にもつながるため、日の光が当たりやすい窓に窓用エアコンを設置する場合は、窓の外にすだれやサンシェードを設置しましょう。
ほこりやカーテンで吸込口や吹出口がふさがってしまうのも、運転効率の低下につながります。機種によっては保護装置が作動して運転が止まってしまうこともあるので、注意が必要です。
吸込口や吹出口にほこりがたまったら、小まめに掃除をして冷暖房能力が低下するのを防ぎましょう。
電力会社や料金プランを見直すことで、電気代を節約できる可能性があります。2016年以前は、エリア電力会社が独占的に電力を供給する仕組みだったため、消費者に電力会社の選択肢はありませんでした。しかし、電気の小売全面自由化以降、新電力と呼ばれる小売電気事業者が増え、自由に好きな電力会社を選べるようになったのです。ご家庭の電気使用量やライフスタイルに適した電力会社や料金プランに切り替えれば、窓用エアコンを使っていてもトータルの電気代を抑えられるかもしれません。
電力会社ごとにさまざまな料金プランや特典を打ち出しているので、複数社を比較してみましょう。
窓用エアコンは、窓に直接枠を設置して本体を取り付けるタイプのエアコンです。壁掛けエアコンとは異なり室内機と室外機が一体になっているので、ベランダやテラスがなく室外気を置けなくても設置できます。設置時は一人で作業を完結できるため、工事費用の負担を減らすことも可能です。
窓用エアコンにかかる電気代は、1時間当たり16.275~20.46円程度です。インバーターが内蔵されておらず細かい温度調節が苦手なため、設定温度との差が大きくなったら起動して小さくなったら止まるといった、消費電力が大きくなりやすい動作を繰り返します。そのため、つけっぱなし運転を前提にすると、壁掛けエアコンや他の冷暖房家電の方がお得に使える可能性があります。窓用エアコンをお得に使うなら手動で設定温度を小まめに変えたり、室温がある程度快適になったら電源をオフにしたりして電気代をなるべく抑える工夫を行いましょう。
毎月の電気代が気になるという方は、契約している電力会社や料金プランを見直すのも方法の一つです。株式会社エネクスライフサービスでは、ライフスタイルに合わせて4つの料金プランから選べる「TERASELでんき」を提供しています。電気使用量の多い方向けのプランや、市場価格に合わせて電気の使い方を工夫できる方向けのプランなどがあり、東京ガスの供給エリアに限り、電気とガスのセット契約も選択可能です。
Web上でご利用中の電力会社やプラン、電気代を入力すれば、乗り換え後にどれだけお得になるのか簡単にシミュレーションができるので、ぜひ試してみてください。
関連記事
人気の検索キーワード