【種類別】洗濯機1回当たりの水道代と電気代はいくら? すぐに検討できる節約術も解説

投稿日:2025/04/01

更新日:2025/03/27

でんきの節約術

洗濯機は毎日の生活に欠かせない家電の一つですが、回す度に水道代と電気代がかかります。また雨の日や花粉が気になる季節など外干しを避けたいときに、乾燥機能付きの洗濯機を活用して洗濯から乾燥まで全てを洗濯機で行うと、より多くの電気代がかかります。世帯人数が多いと1日に複数回使用することもあるので、水道光熱費がどのくらいかかるのか気になるものです。

本記事では、洗濯機での洗濯・乾燥にかかる水道代と電気代について詳しく解説します。洗濯時の水道光熱費を節約する方法もご紹介するので、水道代や電気代の値上がりにお悩みの方はぜひ参考にしてください。

※本記事の内容は2025年3月時点の情報です

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この記事を書いた人

野中 康平
野中 康平マーケティング室 室長
大学在学中、発展途上国でのボランティア活動がきっかけで
伊藤忠エネクスに入社。
入社後は一貫して電力ビジネスに携わり、電力ビジネス領域における大規模システム構築を実現。
電力のスペシャリストとして電力ビジネスの拡大に尽力している。

洗濯機は「縦型」と「ドラム式」に分けられる

洗濯機は「縦型」と「ドラム式」に分けられる

洗濯機は洗濯槽が縦に入っている縦型洗濯機と、洗濯槽が横または斜めに入っているドラム式洗濯機の2種類があります。見た目は大きく異なりますが、性能にはどのような違いがあるのでしょうか。詳しく解説します。

縦型洗濯機

縦型洗濯機は、洗濯槽の底にある羽の回転で水をかき混ぜて汚れを落とす「もみ洗い」を採用しています。洗濯物同士をこすり合わせ、多くの水で洗剤をしっかり泡立てて洗うので洗浄力が高く、泥などのがんこな固形汚れや量の多い洗濯物もしっかり洗えます。

奥行が長いドラム式に比べて、本体のサイズが比較的スリムなのも特長です。玄関・廊下の幅や防水パンと壁の間が狭くても、搬入できる可能性が高いでしょう。

ただし、洗濯物同士をこすり合わせるので、衣類が絡まりやすく傷みやすいといった点に注意が必要です。またドラム式と比べて多くの水量が必要なので、水道代が高くなりやすい点も留意しておきましょう。

縦型洗濯機の乾燥機能は2種類

縦型洗濯機の中には乾燥機能が付いている機種もあります。一般的には「ヒーター乾燥式」の乾燥機能を搭載しており、ヒーターで温めた風によって洗濯物の水分を蒸発させる仕組みです。ヒーター乾燥式は湿度を含んだ温風の処理方法により、2種類に分けられます。一つ目は、温風を冷却水で冷やし結露させ排水する「水冷・除湿タイプ」で、二つ目は、湿度を含んだ温風を外へ排出する「排気タイプ」です。

水冷・除湿タイプは運転時に周囲の温度上昇を防げる点と、乾燥時間が短い点がメリットです。ただし、湿気を冷却するための水を消費するので、水道代がやや高くなります。一方、排気タイプは冷却水が必要ない点がメリットです。ただし、湿気を含んだ空気をそのまま排出するため、周囲が暑くなりやすいです。洗濯機の乾燥機能をよく使う方は、それぞれのタイプで水道光熱費がどのくらい違うのかを必ず確認しましょう。

ドラム式洗濯機

ドラム式洗濯機は、横や斜めに設置されたドラムを回転させ、洗濯物を持ち上げて下に落とす「たたき洗い」を採用しています。少ない水量で洗うので節水効果が高いのはもちろん、水に溶ける洗剤の濃度が高く皮脂汚れなどをしっかり落とせます。また洗濯物の絡まりによる生地へのダメージが少ないのも特長です。

ただし、比較的設置面積が大きく洗濯槽のふたが手前に開くため、広めのスペースを確保する必要があります。ふたの開き方によっては洗濯物を入れにくくなってしまうケースもあるので、注意が必要です。購入前には、メリットとデメリットをしっかり検討しましょう。

ドラム式洗濯機の乾燥機能は2種類

ドラム式洗濯機も乾燥機能付きの機種があります。ドラム式洗濯機は縦型と同じ「ヒーター式」と、洗濯槽内で空気を除湿する「ヒートポンプ式」の2種類に分かれます。

ヒートポンプ式は、内蔵されたヒートポンプで洗濯槽内を除湿し、乾いた風で洗濯物を乾燥させる仕組みで、エアコンの除湿機能に近いです。効率よく熱交換できるので、ヒーター式よりも節電しやすく、冷却水も不要なので水道代がかからないです。また比較的低温で乾燥させるので、洗濯物がしわになりにくく生地のダメージが少ない点もメリットでしょう。

ただし、洗濯物の量が多いと乾燥にむらができやすいです。洗濯物をカラッと乾かしたい場合は全ての洗濯物をドラム式洗濯機で乾かすのではなく、外干しや部屋干し、浴室乾燥などを併用して量を調整するのが良いでしょう。

縦型洗濯機とドラム式洗濯機の水道代・電気代を徹底比較

洗濯機は洗い方や乾燥機能の違いの他に、水道光熱費がいくらかかるのかも重要なポイントです。ここではそれぞれにかかる水道代と電気代の目安をご紹介します。

1回当たりの水道代は以下の計算式で算出します。

  • 1回当たりの標準使用水量×1リットル当たりの水道単価

標準使用水量とは、洗濯機の標準コースで一定量の衣類を1回洗濯する際に使う水の量です。洗濯機の標準使用水量は、取扱説明書やメーカーのWebサイトなどを参照してください。1リットル当たりの水道単価は、東京都水道局の試算を参考に「0.24円/リットル」とします。水道単価もお住まいの地域によって異なるので、詳しくは水道局へ問い合わせてください。

また1回当たりの電気代は以下の式で算出します。

  • WをkWに変換:消費電力(W) ÷ 1,000
  • 電気代 : 消費電力(kW) × 利用時間 × 電力量料金単価(円/kWh)

消費電力とは、洗濯機を動かす際に必要な電力です。消費電力も取扱説明書やメーカーのWebサイトなどに明記してあります。洗濯時は〇W、乾燥時は〇W、洗濯~乾燥は〇Wと機能別に消費電力が書かれている場合もあります。

電力量料金単価は、1kWの電力を1時間使用したときの料金単価です。契約している電力会社の料金プランによって異なるので、検針票や電力会社のWebサイトなどで確認してください。ここでは、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が設定している目安単価の31円(/kWh)で算出します。

※参考:東京都水道局.「節水について」.https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/faq/qa-11 ,(2025-03-17).

※参考:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会.「よくある質問 Q&A」.https://www.eftc.or.jp/qa/?topics=1#qa3 ,(2025-03-05).

縦型洗濯機の水道代

縦型洗濯機の水道代から見てみましょう。今回は日立のビートウォッシュ(BW-DX100K)の標準使用水量を例に、1回当たりの水道代を算出します。

標準使用水量
(洗濯のみ・容量10kg)
1回当たりの水道代
(洗濯のみ)
標準使用水量
(洗濯~乾燥・容量5.5kg)
1回当たりの水道代
(洗濯~乾燥)
103リットル 24.72円 約126リットル 30.24円

それぞれの水道代を算出する計算式は以下の通りです。

【1回当たりの水道代(洗濯のみ)】

103リットル × 0.24円/リットル =24.72円

BW-DX100Kの乾燥機能は水冷・除湿タイプなので、洗濯~乾燥する際は標準使用水量が少し増えます。

【1回当たりの水道代(洗濯~乾燥)】

126リットル × 0.24円/リットル =30.24円

水道代は、洗濯のコースや洗濯物の量によっても変わります。そのため、あくまでも目安として参考にしてください。

※参考:HITACHI.「タテ型洗濯乾燥機 BW-DX100K」.https://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/lineup/bw-dx100k/spec.html ,(2025-03-17).

縦型洗濯機の電気代

次に縦型洗濯機の電気代を見てみましょう。同じく日立のBW-DX100Kの消費電力を例に、1回当たりの電気代を算出します。

消費電力
(洗濯のみ)
1回当たりの電気代
(洗濯のみ)
消費電力
(乾燥のみ)
1回当たりの電気代
(乾燥のみ)
265W 約4.1円 1,000W 約85.25円

BW-DX100Kの洗濯(標準コース)にかかる時間は30分、洗濯~乾燥にかかる時間は約195分なので、乾燥のみの時間を165分として計算します。

【1回当たりの電気代(洗濯のみ)】

WをkWに変換:265W ÷ 1,000 = 0.265kW

1時間当たりの電気代:0.265kW × 0.5時間 × 31円/kWh =約4.1円

【1回当たりの電気代(乾燥のみ)】

WをkWに変換:1,000W ÷ 1,000 = 1kW

1時間当たりの電気代:1kW × 2.75時間 × 31円/kWh =約85.25円

洗濯時と比べて乾燥時の方が消費電力が大きく、稼働する時間も長いため、電気代が高くなります。節電をするなら、外干しと上手に使い分けてなるべく乾燥機能を使う回数を減らしましょう。

※参考:HITACHI.「タテ型洗濯乾燥機 BW-DX100K」.https://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/lineup/bw-dx100k/spec.html ,(2025-03-17).

ドラム式洗濯機の水道代

ドラム式洗濯機の水道代もチェックしてみましょう。メーカーによって節水機能や運転モードに違いがあるため、ドラム式も日立のビートウォッシュ(BD-STX130KL)を例に、1回当たりの水道代を算出します。

標準使用水量
(洗濯のみ・容量13kg)
1回当たりの水道代
(洗濯のみ)
標準使用水量
(洗濯~乾燥・容量7kg)
1回当たりの水道代
(洗濯~乾燥)
94リットル 22.56円 約65リットル 15.6円

【1回当たりの水道代(洗濯のみ)】

94リットル × 0.24円/リットル =22.56円

BD-STX130KLの乾燥機能は、ヒートポンプ式なので乾燥時に水道代はかかりませんが、洗濯容量が6kgほど減るので洗濯~乾燥時の標準使用水量が減ります。

【1回当たりの水道代(洗濯~乾燥)】

約65リットル × 0.24円/リットル =15.6円

ただし、洗剤を残さないようすすぎ時にも追加で水を使う機能が付いていると、上記に加えて62リットルほど使用水量が増えるので、14.88円分水道代がかさみます。選ぶ機能によって水量がどのくらい変わるのかをしっかり把握した上で、活用しましょう。

※参考:HITACHI.「ドラム式洗濯乾燥機 BD-STX130KL」.https://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/lineup/bd-stx130k/spec.html ,(2025-03-17).

ドラム式洗濯機の電気代

次にドラム式洗濯機の電気代もチェックしてみましょう。同じく日立のBD-STX130KLを例に、1回当たりの電気代を算出します。

消費電力
(洗濯のみ)
1回当たりの電気代
(洗濯のみ)
消費電力
(乾燥のみ)
1回当たりの電気代
(乾燥のみ)
180W 約3.34円 1,240W 約36.51円

BD-STX130KLの洗濯(標準コース)にかかる時間は36分、洗濯~乾燥にかかる時間は約93 分なので、乾燥のみの時間を57分として計算します。

【1回当たりの電気代(洗濯のみ)】

WをkWに変換:180W ÷ 1,000 = 0.18kW

1時間当たりの電気代:0.18kW × 0.6時間 × 31円/kWh =約3.34円

【1回当たりの電気代(乾燥のみ)】

WをkWに変換:1,240W ÷ 1,000 = 1.24kW

1時間当たりの電気代:1.24kW × 0.95時間 × 31円/kWh =約36.51円

先述した通り、ドラム式は選ぶコースによって洗濯容量が異なります。1回当たりの洗濯物の量が多いご家庭は洗濯と乾燥を連続して行わず、洗濯が完了したら洗濯物を少し間引いて乾燥機能を使う必要があります。

※参考:HITACHI.「ドラム式洗濯乾燥機 BD-STX130KL」.https://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/lineup/bd-stx130k/spec.html ,(2025-03-17).

【種類別】1回の洗濯~乾燥にかかる水道代と電気代の合計

縦型洗濯機とドラム式洗濯機の、洗濯〜乾燥にかかる水道代と電気代を比較してみましょう。

種類(機種) 1回当たりの水道代 1回当たりの電気代 1回当たりの水道光熱費合計
縦型洗濯機
(BW-DX100K)
30.24円 89.35円 119.59円
ドラム式洗濯機
(BD-STX130KL)
15.6円 39.85円 54.45円

縦型洗濯機は、ドラム式洗濯機に比べて水道光熱費がかかる傾向にあります。先述した通り、ドラム式は少ない水量で洗濯する仕組みなので、縦型と比較すると半分ほどの水道代で済みます。またドラム式の乾燥機能は、稼働時間が縦型と比べて6割程度なので電気代も安いです。

これだけを見ると、水道代と電気代を抑えたいならドラム式洗濯機を選んだ方が良いでしょう。ただし、ドラム式は縦型と比べて本体価格が高い傾向にあるので、製品を選ぶ際はトータルの費用や製品ごとのメリット・デメリットを踏まえて検討してください。

またどちらも洗濯容量は、洗濯のみの時より洗濯~乾燥の時の方が少なくなります。外干しできないとなると、部屋干しの際にエアコンや除湿器を稼働させたり浴室乾燥機を使ったりする必要があります。洗濯にかかる電気代を算出する際は、これらの費用も併せて計算するとより正確な数字が分かるでしょう。

洗濯機の水道代や電気代を節約する方法

洗濯機の水道代や電気代を節約する方法

ここでは、洗濯機の水道代や電気代の節約につながる賢い使い方を9つご紹介します。縦型・ドラム式問わず参考にできるので、ぜひご家庭でできることから取り入れてみましょう。

洗剤や柔軟剤の量は適量を意識する

洗剤や柔軟剤は、洗濯物の容量に合わせた量を入れましょう。皮脂汚れや食べこぼしの汚れなど落としにくい汚れが多いと、洗剤をたくさん入れてしっかり洗いたいと考えてしまうものです。しかし、洗剤の量と洗浄力は必ずしも比例するわけではありません。洗剤や柔軟剤の量が多いと、すすぎに使う水の量や稼働時間が増えて、かえって水道光熱費が高くなってしまいます。また残った洗剤が原因で肌荒れを引き起こすリスクもあります。

衣類の汚れが気になる場合は、ご自身で予洗いをしてから洗濯機を利用しましょう。

洗濯機の稼働回数をなるべく減らす

洗濯容量が大きい機種を使っているなら、洗濯機の稼働回数を減らすのも方法の一つです。世帯人数が少なく、2日分の洗濯物をまとめて洗えるなら洗濯機の稼働回数を減らせるので、トータルの水道光熱費を安くできるでしょう。資源エネルギー庁によると、まとめ洗いをすることで年間約4,510円節約につながるという試算が出ています。

ただし、洗濯物の詰め込み過ぎも洗濯機の稼働時間が長くなりやすいので、注意が必要です。電気機器メーカーのシャープは、洗濯物を優しく・効率よく洗うコツとして「洗濯物の量を洗濯機の最大容量の7割以下に抑えると洗浄力の向上と衣類へのダメージ軽減が期待できる」と紹介しています。

1日当たりの洗濯物の容量や洗濯のタイミングを減らした場合のシミュレーションをして、稼働回数を減らせるか確認してみましょう。

※参考:資源エネルギー庁.「無理のない省エネ節約」.https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/cleaning/index.html ,(2025-03-17).

※参考:SHARP.「大切な衣類や洗濯物を守るために知っていただきたいこと」.https://jp.sharp/support/washer/doc/one_point_washing.html ,(2025-03-17).

衣類の量が少ない時はお急ぎコースを活用する

洗濯物の量に応じてコースも適切なものを選ぶことが大切です。普段何気なく標準コースで洗濯しがちですが、衣類の汚れや洗濯物の量が少ない場合は「お急ぎコース」を選んだり「すすぎ1回」などと手動で調整したりするのがおすすめです。

お急ぎコースを選べば洗濯機の稼働時間が短くなるので、節電につながります。

乾燥機能を使う前によく脱水する

手動で適切な設定に変更するのも重要ですが、脱水時間はなるべく減らさないようにしましょう。しっかりと脱水できていれば乾燥時間が減り、トータルの電気代も削減できるからです。洗濯機の多くは、乾燥のスタート時に運転時間の目安が表示されますが、乾き具合によっては「運転見直し中」といったサインが点灯し、乾燥時間が延長されてしまう恐れもあります。厚手の洗濯物は乾燥機能を使わないようにしたり、乾燥稼働前に洗濯物をほぐしたりして、乾燥むらが起こらないようにすることが重要です。

乾燥フィルターを小まめに掃除する

乾燥機能がある洗濯機の多くは乾燥フィルターを搭載しているため、毎回必ず衣類の糸くずやほこりを取ることも大切です。乾燥フィルターが目詰まりを起こすと乾燥効率が低下するだけではなく、故障の原因にもなります。洗濯機が故障してしまうと生活にも悪影響が出てしまうので、小まめに掃除することを心掛けましょう。

ガス式衣類乾燥機を併用する

ガス式衣類乾燥機を併用する

ガス式の衣類乾燥機を併用するのも光熱費を抑える方法の一つです。ガス式の衣類乾燥機とは、ガスの熱で温められた高温の風で衣類を乾かす、乾燥に特化した家電です。ガス式衣類乾燥機のメリットは乾燥時間が短いことです。熱エネルギー機器の製造販売メーカーであるリンナイは、洗濯物6kgを乾かす時間を約1時間としています。ガス代はかかるものの、トータルの稼働時間が少ないので、1回当たりの光熱費を抑えられる可能性があります。

ガス代は以下の計算式で算出できます。

  • 1回当たりのガス代=出力(kW)×3.6MJ/h×1h÷ガス発熱量(MJ/㎥)×ガス料金(円/㎥)×使用時間(h)

縦型・ドラム式の洗濯機で乾燥した場合の電気代と、ガス式衣類乾燥機のガス代・電気代を比較してみましょう。

種類(機種) 1回当たりの最大乾燥容量 1回当たりの乾燥にかかる電気代・ガス代
縦型洗濯機(BW-DX100K) 5.5kg 約85.25円(電気代のみ)
ドラム式洗濯機(BD-STX130KL) 7kg 約36.51円(電気代のみ)
ガス式衣類乾燥機(乾太くん・RDT-63) 6kg 約61.8円(電気代7.75円、ガス代約54.05円)

※ガス式衣類乾燥機の算出にかかる数値は、出力は13A = 4.65kWを、ガス発熱量は都市ガス(13A) = 45MJ/㎥を、ガス料金は東京ガスの単位料金 = 145.31円/㎥を採用

※電気料金は、消費電力(50Hz) = 250Wを基に算出

1回当たりにかかる光熱費で比べるとドラム式洗濯機が最も安く、次いでガス式衣類乾燥機、縦型洗濯機と続きます。1日に複数回乾燥機を稼働させたい場合や共働きで時短も重視している場合は、ガス式衣類洗濯機の方がライフスタイルに適しているでしょう。

※参考:Rinnai.「ガス衣類乾燥機 乾太くん」.https://rinnai.jp/lp/kanta/ ,(2025-03-17).

※参考:TOKYO GAS NETWORK.「都市ガスについて」.https://www.tokyo-gas.co.jp/network/gas/shurui/index.html ,(2025-03-17).

※参考:東京ガス.「ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)」.https://reception.tokyo-gas.co.jp/ryokin/ ,(2025-03-17).

最新機種に買い替える

節水や省エネの機能を搭載した洗濯機や、水道光熱費がかかりにくい乾燥方式を採用している洗濯機に買い替えることで水道代や電気代を抑えられる可能性もあります。初期費用はかかるものの、トータルコストは削減できる可能性があるので検討する価値はあるでしょう。

洗濯容量が多めの機種を選べば、世帯人数によってはまとめ洗いをして洗濯回数を減らすことも可能です。メーカーによってどのような違いがあるのか、比較してみてください。

電力量料金単価の安い時間帯に洗濯する

契約している電気料金のプランが、特定の時間帯の電力量料金単価が安くなるプランであれば、洗濯機や衣類乾燥機を使う時間帯を限定するのもおすすめです。

例えば、夜間に料金が安くなるプランや、電力市場の動きに合わせて単価が変動する、いわゆる市場連動型プランなどがあります。洗濯機を稼働させる時間帯を見直すだけで、電気代の削減につながるので、ぜひ試してみてください。

電力会社を見直す

電力会社を見直すのも、電気代の削減効果が期待できます。先述した通り、電力量料金単価は電力会社や料金プランによって異なります。電力の小売全面自由化に伴い、多くの企業が電力事業に参入したため、料金単価が安いプランや電気の使い方によってお得になるプランなどが登場しました。

洗濯機の使い方やタイミングをいくら工夫しても、そもそもの料金単価が高ければ電気代を大幅に節約するのは難しいでしょう。ご家庭の電気使用量やライフスタイルに合った電力会社・料金プランを探して、切り替えを検討してみてください。

まとめ

縦型洗濯機は洗浄力に優れ、置き場所に困らないスリムなデザインが特長です。ドラム式洗濯機は節水効果が高く、絡まりによる衣類へのダメージを少なく抑えられるのが特長です。

それぞれの水道代・電気代を比較してみると、どちらもドラム式洗濯機の方が安く抑えられることが分かります。ただし、両者にはメリットとデメリットがあるので、買い替えの際には各家庭のライフスタイルに応じて機能などの優先順位を付け、複数の機種を比較検討してみましょう。

世帯人数が多く洗濯機を回す回数が多いため、毎月の水道代や電気代が気になるという方は、削減しやすい電気代から工夫してみてはいかがでしょうか。

エネクスライフサービスが提供するTERASELでんきでは、ライフスタイルに合わせて4つの料金プランから適したものを選べます。例えば、洗濯機を始め多くの家電をたくさん使うという方には「超TERASELプラン」がおすすめです。またTERASELでんきでは毎月の電気代に応じて楽天ポイントがもらえる他、契約時には6つの特典の中から好きなものを1つ選んで受け取れます。電気代の節約をしたいという方は、ぜひTERASELでんきへの切り替えをご検討ください。

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