投稿日:2022/01/18
更新日:2024/08/13
でんきの節目
「月々の電気料金が年々高くなっている……」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
経済産業省によると、一般家庭における電気料金の値上げ幅は前年の1,188円に。一見すると大きな金額には見えませんが、過去5年間で最も高い値上げ幅となりました。
一体なぜ電気料金は年々上がり続けているのでしょうか。今回は電気料金が値上がりしている背景や、電気料金を抑える方法などについてご紹介!。
ここ最近で新電力が撤退している原因にもなっているので、「全然使っていないのに、電気代が異常に高い!」と思っている方必見です。
文章中で使用している情報は、2023年5月時点のものです。
目次
国内の大手電力会社10社は、一般家庭向けの電気料金の値上げを発表しました。電気は私たちの生活に無くてはならないものですが、2021年9月の値上げによって電気料金は過去5年間でもっとも高い水準に達し、家計を直撃しています。過去5年間の電気料金の推移は以下の通りです。(※)
年度 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
---|---|---|---|---|---|
円/kWh | 24.2円 | 22.4円 | 23.7円 | 25.0円 | 24.8円 |
そもそも電気料金の内訳はどのようになっているのでしょうか。電気料金は「基本料金(最低料金)」「従量料金」「燃料調整費」「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」の4つで構成されています。以下の図はそれぞれについて簡単に説明したものです。
これらについて知ることは電気料金が年々値上がり続けている背景を理解する上で必要なこと。今一度しっかり確認しておきましょう。
基本料金(最低料金) | 電気を使用しなくても発生する最低料金のこと。 契約アンペア(A)数によって基本料金は変わり、 アンペア数が高いほど基本料金も高くなる。 |
---|---|
従量料金 | 使った電気量に応じて発生する料金のこと。 市場連動性を採用している電力会社の場合、 寒波や熱波など電力需要に影響する社会情勢が従量料金に影響する。 |
燃料調整費 | 発電エネルギー源である 原油・液化天然ガス・石炭の貿易統計価格に基づいて算出される 平均燃料価格と基準燃料価格の差によって算出される料金のこと。 |
再生可能エネルギー発電促進賦課金 (再エネ賦課金) |
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に基づいて 電気の買い取りにかかる料金を利用者が負担するもの。 単価は全国一律で毎年変動する。 |
出典:電気料金平均単価の推移 | 経済産業省資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/energy2020/002/
2021年1月からの東京電力の一般家庭向けの電気料金を見ると、月によっては前年度よりも100~300円ほど高くなっていることもあります。(※)ここでは、電気料金が上がり続けている理由についてそれぞれ解説します。
出典:従量電灯B・C | 東京電力エナジーパートナ
https://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/old01.html
日本で発電している電気のうち約75%が火力発電によるもの。火力発電の燃料の内訳は液化天然ガスが37.6%、石炭が29.7%、石油が1.5%、その他が31.2%となっており、液化天然ガスと石炭に依存していることがわかります。
(※)これらの燃料は海外からの輸入に依存しているため、液化天然ガスや石炭の高騰と比例して電気料金も値上がりしてしまうのです。
出典:火力発電について | 環境省資源エネルギー
https://www.env.go.jp/council/06earth/y0613-11/ref04.pdf
電気料金の値上げが続いている原因の一つとして、再生可能エネルギーの拡大が挙げられます。
そもそも再生可能エネルギーとは、石油やガスなどの化石エネルギーと異なり、枯渇することなく半永久的に利用できる自然エネルギーのこと。自然エネルギーを利用した発電方法には、太陽光発電、風力発電、水力発電、地熱発電、バイオマス発電などがあります。
再生可能エネルギーの普及と安定的な供給を実現するために、政府は「固定価格買取制度」を導入。これは再生可能エネルギーによって発電した電力を、電力会社が一定価格で買い取る制度のことです。一般家庭や事業者は「再エネ賦課金」という形で、電力会社が買い取る費用の一部を負担。買取価格が保証されるため、電気事業者は市場価格に影響されることなく、再生可能エネルギーの利用を促進できます。
こうした制度の推進によって着々と再生可能エネルギーによる発電割合が増加していますが、その分「再エネ賦課金」という形で私たちの電気料金に上乗せされているのです。
新型コロナウイルスの感染拡大防止として、在宅時間が長くなった現在。家族の人数や使用頻度によっては想像以上に電気料金が高くなっているかもしれません。
電気料金を少しでも抑えるためにはどのようなことができるのでしょうか。それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
待機電力とは電化製品を使用していないときに消費される電気のことです。財団法人省エネルギーセンターの調査によると、家庭の年間消費電力量4,734kWhのうち、待機電力は285kWhを占めていることがわかりました。(※)電気料金に換算すると年間約7,000円もの待機電力となっています。
待機電力が多い電化製品として、ガス温水器、テレビ、エアコン、電話機などが挙げられます。待機電力によって必要なときにいつでも素早く起動できるメリットがある一方で、電気料金が高くなる原因になります。
待機電力を減らす方法として効果的なのが、使用頻度が低い電化製品のコンセントを抜くことです。
長期出張や旅行で家を空けるときはブレーカーを落とすことで、コンセントの抜き差しをすることなく、家中の待機電力をオフにすることができます。
出典:エネルギー使用合理化促進基盤整備事業 待機時消費電力調査 | 財団法人省エネルギーセンター
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/data/taikiji_2012.pdf
先ほどご紹介したように、電気料金は使用した電気量に応じて料金が加算される従量課金制を採用していますが、一部の電力会社では電力需要が特定の時間帯に集中するのを避けるために、通常の従量課金制のほかに「時間帯別電灯制」を設けています。
時間帯別電灯制とは、
昼間(午前7時~午後11時)
と
夜間(午後11時~翌午前7時)
に区分して電気料金を課金する制度のこと。
従量課金制度と比べると昼間の料金はやや割高ですが、夜間の料金はお得になります。時間帯別電灯制を契約している方であれば、昼間の電力消費を抑えて夜間に電気を使うようにすることで、電気料金を節約できるのです。
新電力とは、電力小売自由化によって新しく電気事業を展開した企業のことです。
電気事業に携わっていなかった多くの異業種企業が参入したことで、各企業はこれまでになかったお得なサービスを展開開始。
既存の大手電力会社に加えて、新電力サービスといったように消費者の選択肢は大きく広がりました。新電力サービスの一例として「TERASELでんき」が挙げられます。
TERASELでんきは、大手電力会社に比べて電気料金が安く設定されているほか、コンビニやスーパーマーケット、ファストフード店などで利用できる
楽天ポイントの付与など独自のサービスを展開。
自分のライフスタイルに合ったサービスを選ぶことで、お得に生活しながら電気料金を抑えることができます。
TERASELでんきを提供する株式会社エネクスライフサービスは、伊藤忠エネクス株式会社の100%出資子会社として2016年に設立。電気の供給エリアは北海道から九州までと、日本のほぼ全域となっています。
大手電力会社からTERASELでんきに切り替える際に、6種類の中から好きなものを一つ選べる嬉しい特典をご用意。特典内容は以下の通りです。(※)
楽天ポイント | 2,000ポイント |
---|---|
amazonギフト券 | 2,000円分 |
Huluチケット | 2ヶ月分 |
App Store & iTunesギフトカード | 2,000円分 |
StockPoint | 2,000ポイント |
契約初月の電気料金の2%相当の金額をお住まいの都道府県へ寄付 |
出典:ご契約時に選べる特典 | TERASELでんき
https://www.terasel.jp/benefits/
TERASELでんきに切り替えることで生じるメリットは月々の電気料金が安くなることだけではありません。ここではTERASELでんきに切り替える3つのメリットについてそれぞれご紹介します。
TERASELでんきでは電気の使用量が多い人を対象にした「超TERASELでんきプラン」という料金プランがあります。
超TERASELでんきプランは、電気を使うほど電気料金が安くなる嬉しいプランで、家庭の世帯人数が多い方や、リモートワークの頻度が高くなった方などにおすすめです。
TERASELでんきでは、毎月の電気料金200円につき楽天ポイントを1ポイント貯められるお得な特典があります。楽天ポイントは楽天市場や楽天トラベルといった楽天サービスのほか、ポイント加盟店の飲食店やスーパーマーケットなどの実店舗でも使用可能です。電気料金を抑えて楽天ポイントを貯められるのは、TERASELでんきならではのメリットといえるでしょう。
「新電力の品質って大丈夫なの?」と心配される方もいらっしゃるのではないでしょうか。TERASELでんきで使用している送配線網はこれまでと同じく地域の電力会社のものであるため、電気の品質や停電リスクは大手電力会社と変わりません。また、伊藤忠エネクスグループは60年以上の歴史があるエネルギー商社グループです。長年にわたって培った事業実績を元にTERASELでんきを運営しているため、安心して利用できるでしょう。
今回は電気料金が年々値上がりしている背景や、簡単にできる電気料金を抑える方法などについてご紹介しました。
電気は日常生活に必要不可欠なものであるため、少しの値上げであっても家計への負担は大きくなります。
電気料金を抑える方法をいくつかご紹介しましたが、中でも新電力サービスに切り替えることで電気料金を大幅に抑えられる可能性も。伊藤忠エネクスグループが運営する、TERASELでんきは大手電力会社と比べて料金を安く抑えられる可能性があるほか、月々の支払いで楽天ポイントを貯められるメリットがあります。
今年の冬は寒波によって厳しい寒さが予報されたことに伴い、電気料金に値上げも発表されました。これを機にTERASELでんきへ切り替えてみるのはいかがでしょうか。
関連記事
Q
電気料金はなぜ急騰するのか?
Q
燃料調整費とは?
Q
電気料金、本格的に上がるのは今じゃない!
人気の検索キーワード