浴室乾燥機のガス代、1時間でいくら?徹底比較と節約術

投稿日:2025/03/26

更新日:2025/03/28

ガスの情報館

梅雨や冬の洗濯物問題は浴室乾燥機で解決!
でもガス代が心配?ガス式・電気式の料金を徹底比較し、タイプ別の節約術や他乾燥機との違いも解説します!

一体どれくらいのコストがかかるのか、また他の乾燥方法と比べてどうなのか。
気になりますよね?

賢く浴室乾燥機を活用して、家計と快適な生活を両立させましょう!

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この記事を書いた人

野中 康平
野中 康平マーケティング室 室長
大学在学中、発展途上国でのボランティア活動がきっかけで
伊藤忠エネクスに入社。
入社後は一貫して電力ビジネスに携わり、電力ビジネス領域における大規模システム構築を実現。
電力のスペシャリストとして電力ビジネスの拡大に尽力している。

浴室乾燥機のコスト比較:ガス式 vs 電気式

浴室乾燥機のランニングコストは、ガス式と電気式で大きく異なります。初期費用はガス式のほうが高めですが、使用時のコストでは優位性があります。一方、浴室乾燥機能に限ると、電気式のほうが若干安価です。

選択の際は、使用頻度や目的、初期費用とランニングコストのバランスを考慮することが大切です。それでは、ガス式と電気式のランニングコストを詳しく比較してみましょう。

ガス式vs電気式!タイプ別ランニングコスト徹底比較

ガス式と電気式の浴室乾燥機のランニングコストを比較すると、初期費用はガス式のほうが高くなりますが、使用時のコスト面ではガス式に軍配が上がります。

ガス式vs電気式!タイプ別ランニングコスト徹底比較

例えば、衣類乾燥機能(6kg)を使用した場合、ガス式は123分で97円、電気式は303分で142円かかります。ガス式は短時間で乾燥が完了するため、1回あたりの費用を抑えられます。

一方、電気式は初期費用が低いものの、ランニングコストは高めです。ただし、浴室乾燥機能に限っては、電気式のほうが若干安価で、93分で71円のガス式に対し、2時間で54.2円となります。

選択の際は、使用頻度や目的、初期費用とランニングコストのバランスを考慮することが大切です。長期的な視点で見れば、ガス式のほうがコスト面で有利かもしれません。

項目 ガス式 電気式
衣類乾燥(6kg) 123分・97円 303分・142円
浴室乾燥 93分・71円 120分・54.2円
浴室暖房 8分・11円 18分・8円

出典:https://rinnai.jp/products/waterheater/gas/what/ecoj/calculation
出典:https://dcs.gamedios.com/iportal/CatalogViewInterfaceStartUpAction.do?method=startUp&mode=PAGE&catalogCategoryId=&catalogId=2315500000&pageGroupId=1&volumeID=OSG00001&designID=OSG&pagePosition=R 内の8-9ページ
出典:https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/82003/

機種別の詳細なコスト分析

浴室乾燥機の機種別コスト分析では、ガス式と電気式の特徴を理解することが重要です。ガス式は初期費用が高めですが、ランニングコストが低く、乾燥時間が短いのが特徴です。一方、電気式は初期費用が抑えられますが、ランニングコストはやや高めになります。電気式の中でもヒートポンプ式は省エネ性能が高く、長期使用では経済的です。

選択の際は、家族構成や生活スタイル、使用頻度を考慮しましょう。洗濯物の量が多いご家庭ではガス式か大容量の電気式が、省エネを重視する場合はヒートポンプ式がおすすめです。また、静音性や操作性も快適な使用には重要な要素となります。

長期使用を考慮したトータルコスト

浴室乾燥機のコストを長期的に考えると、初期費用やメンテナンス費用も重要な要素です。ガス式は初期費用が高めですが、ランニングコストが低く、長期使用でのトータルコストに優位性があります。例えば、エコジョーズタイプのガス給湯器を使用した場合、約2年で本体価格の差額を回収できます。

一方、電気式は初期費用が低く、設置も簡単ですが、長期的には電気料金が嵩む傾向があります。ただし、最新のヒートポンプ式は省エネ性能が高く、長期使用ではガス式に迫る経済性を示します。メンテナンスの観点では、ガス式は定期的な点検が必要で、部品交換などの費用が発生する可能性があります。電気式はメンテナンスが比較的簡単で、コストを抑えられます。

選択の際は、使用頻度や家族構成、住宅の特性を考慮し、10年以上の長期的視点でトータルコストを計算することをおすすめします。また、省エネ性能の高い機種を選ぶことで、長期的なコスト削減と環境負荷の低減を両立できるでしょう。

浴室乾燥機のガス代:基本知識と計算方法

ここでは、ガス式浴室乾燥機の仕組みや特徴、1時間あたりのガス代計算方法、さらに地域や季節による料金の変動について詳しく解説します。

これらの知識を身につけることで、浴室乾燥機のコストを適切に管理し、効率的な使用方法を見いだすことができます。ガス代を抑えつつ、快適な浴室環境を維持する方法を一緒に探っていきましょう。

ガス式浴室乾燥機の仕組みと特徴

ガス式浴室乾燥機は、ガス給湯器で約80℃に温められた温水を循環させて熱を放出し、本体から温風を送り出す仕組みです。電気式と比べて乾燥・暖房能力が高く、短時間で浴室を暖め、洗濯物を乾かすことができます。これは、ガスの持つ高い熱量を効率的に利用しているためです。

一方で、ガス式は専用の給湯器が必要となるため、設置費用が電気式より高くなる傾向があります。また、既存の電気式から変更する場合は、給湯器ごと交換する必要があるので注意が必要です。

ガス式浴室乾燥機には、ミストサウナ機能やプラズマクラスターイオンによるカビ菌除去など、メーカー独自の機能を搭載した製品もあります。これらの機能は、単なる乾燥だけでなく、浴室の快適性や衛生面の向上にも貢献しています。

1時間あたりのガス代計算方法

浴室乾燥機の1時間あたりのガス代を計算する方法は、以下の式で求められます。

1時間あたりのガス代計算方法

(出力kW × 3.6MJ/h × 1h ÷ ガス発熱量MJ/㎥) × ガス料金円/㎥ × 使用時間h

ガス発熱量は、都市ガスで約45MJ/㎥、プロパンガスで約99MJ/㎥です。ガス料金は地域やガス会社、契約内容により異なるため、ガス会社に確認が必要です。

例えば、5kgタイプの浴室乾燥機(出力5.20kW、標準コース約52分)を使用した場合、都市ガスでは約47円、プロパンガスでは約88円のガス代がかかります。 この計算方法を活用すれば、自宅の浴室乾燥機のガス代を正確に把握できます。
※都市ガスの基本料金130.46円、プロパンガスの基本料金469.00円と想定

燃料タイプ ガス発熱量 1時間あたりのガス代
都市ガス 約45MJ/㎥ 約54円
プロパンガス 約99MJ/㎥ 約102円

地域や季節による料金の変動

浴室乾燥機のガス代は、地域や季節によって大きく変動します。

地方 特徴
北海道・東北 全国平均より高め
関東・甲信越 新潟県を除き全国平均より安価
中部・近畿 地域によってばらつきあり
中国・四国 中国は高め、四国は安め
九州・沖縄 地域差が顕著

北海道・東北地方は比較的高額である一方、関東地方は比較的安く、特に東京都は大幅に安価です。季節による変動も顕著です。冬季(1〜3月)は夏季(7〜9月)と比べて約2倍のガス代がかかることもあります。これは、外気温が低い冬場は浴室の温度を上げるのにより多くのエネルギーが必要になるためです。

また、ガス会社ごとの料金体系の違いも影響します。同じ使用量でも、地域や契約内容によって料金が異なることがあるので注意が必要です。効率的に使用するには、季節や地域の特性を考慮し、使用時間や頻度を調整することが大切です。特に湿度の高い梅雨時期は、除湿効果も期待できるため、上手に活用しましょう。

※出典:https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0000010112

浴室乾燥機の賢い使い方と節約術

浴室乾燥機は、適切な乾燥時間の設定や浴室環境の整備、最新技術の活用など、さまざまな工夫によってランニングコストを抑えることが可能です。

浴室乾燥機の賢い使い方と節約術

これらの方法を実践することで、浴室乾燥機のガス代を削減しつつ、快適な洗濯物乾燥を実現できます。それでは、具体的な節約術と賢い使い方を見ていきましょう。

効率的な乾燥時間の設定方法

浴室乾燥機を効率的に使用するには、洗濯物の量や種類に応じた適切な乾燥時間の設定が重要です。厚手のタオルやデニム生地の衣類は、風の吹き出し口付近に配置すると乾きやすくなります。

一方、薄手の衣類は壁際に干すのがおすすめです。洗濯物同士の間隔を5cm~10cmほど空けることで、乾燥効率が向上します。また、浴室の窓を数センチ程度開けると換気が促され、乾燥効率が上がります。ただし、雨天時は湿気が入り込むため避けましょう。

これらの工夫により、無駄なガス代を削減できます。さらに、洗濯物の量が多い場合は複数回に分けて乾燥させるなど、状況に応じた対応が効果的です。最新の浴室乾燥機には、洗濯物の量や種類を自動で感知し、最適な乾燥時間を設定する機能を搭載したものもあります。このような機能を活用すれば、より効率的な乾燥が可能になり、ガス代の節約にもつながるでしょう。

浴室の環境を整えてガス代を抑える工夫

浴室乾燥機の効率を上げ、ガス代を抑えるには、適切な換気が重要です。 浴室乾燥機使用前に5分程度換気扇を回すことで、湿気を排出し乾燥時間を短縮できます。 また、 床暖房機能がある場合は、これを活用することで乾燥効率が高まります。床からの暖気が上昇し、洗濯物全体を均等に乾燥させるためです。

さらに、 浴室の壁や天井の結露を防ぐことも重要です。結露があると湿度が上がり、乾燥効率が低下します。これらの工夫により、浴室乾燥機の使用時間を短縮し、ガス代を抑えることができるでしょう。適切な環境整備で、浴室乾燥機のガス代を効果的に節約できます。

スマートホーム技術を活用した最適化

スマートホーム技術を活用すると、浴室乾燥機の使用を最適化し、ガス代を節約できます。IoTデバイスやスマートメーターを導入することで、浴室乾燥機の運転状況をリアルタイムで把握し、効率的な使用が可能になります。例えば、スマートフォンアプリと連携させることで、外出先からでも浴室乾燥機の操作や設定変更ができます。

また、天候や室温、湿度などのデータを自動で収集し、最適な乾燥時間や温度を自動設定する機能も登場しています。これにより、無駄な運転を減らし、ガス代の削減につながります。

浴室乾燥機と他の乾燥方法の比較

浴室乾燥機は便利な反面、ガス代や電気料金が気になるところです。ここでは、洗濯乾燥機やエアコン乾燥など、他の乾燥方法と浴室乾燥機を比較し、それぞれの特徴や使い分けのポイントを見ていきます。コストだけでなく、効率性や環境負荷など、さまざまな観点から各乾燥方法を評価します。

洗濯乾燥機とのコスト・効率比較

浴室乾燥機と洗濯乾燥機のコストを比較してみましょう。一般的に、洗濯乾燥機のほうが浴室乾燥機よりも電気料金が安い傾向にあります。パナソニック製品の例では、浴室乾燥機の電気料金が1回あたり約88円〜102円なのに対し、洗濯乾燥機はヒーター式で約61.4円、ヒートポンプ式なら約19.2円~27.6円とさらに安価です。

しかし、コスト面だけでなく、各機器の特徴も考慮する必要があります。浴室乾燥機は衣類のシワを抑え、浴室のカビ予防にも効果があります。一方、洗濯乾燥機は洗濯から乾燥まで一貫して行えるため、時間の節約になります。使い分けのポイントとしては、デリケートな衣類や大物は浴室乾燥機、日常的な洗濯物は洗濯乾燥機を利用するのが効率的でしょう。

項目 浴室乾燥機 洗濯乾燥機
電気料金(1回あたり) 約88円〜102円 約61.4円(ヒーター式)
約19.2円~27.6円(ヒートポンプ式)
特徴 シワ防止、カビ予防 時間節約、一貫処理
適している衣類 デリケート衣類、大物 日常的な洗濯物

エアコン乾燥との違いと使い分け

浴室乾燥機とエアコン乾燥には、それぞれの特徴があります。

エアコン乾燥との違いと使い分け

浴室乾燥機は強力な温風で短時間での乾燥が可能で、梅雨や冬場に効果的です。また、浴室のカビ対策にもなります。一方、エアコン乾燥は電気料金が比較的安く、既存のエアコンを利用できるメリットがあります。

使い分けのポイントとしては、急いで乾かしたい場合や湿気の多い時期は浴室乾燥機が適しています。コスト重視の場合や少量の洗濯物なら、エアコン乾燥が向いています。

ただし、浴室乾燥機は電気料金が高く、エアコン乾燥は乾燥に時間がかかるというデメリットがあります。季節や洗濯物の種類に応じて使い分けることで、効率的かつ経済的に洗濯物を乾かすことができます。例えば、夏場の薄手の衣類はエアコン乾燥、冬場の厚手の衣類は浴室乾燥機を利用するなど、状況に応じて選択すると良いでしょう。

環境負荷の観点からの評価

環境負荷の観点から浴室乾燥機を評価すると、ガス式と電気式で特徴が異なります。ガス式は高いエネルギー効率を持ち、CO2排出量の削減に貢献します。特に、他のガス機器と併用することでさらなる効率化が可能です。

一方、電気式は電力源によって環境負荷が変動します。再生可能エネルギーの割合が高い地域では環境負荷が低くなりますが、火力発電依存度が高い地域ではCO2排出量が増加する傾向があります。長期的には、浴室乾燥機の使用により室内干しが増え、エアコン使用量が減少する可能性があります。これは間接的に環境負荷の低減につながります。

まとめ

浴室乾燥機のガス式と電気式には、それぞれ特徴があり、使用状況や地域によってコストが変動します。ガス代の計算方法を理解し、効率的な使用法を実践することで、ランニングコストを抑えられます。

他の乾燥方法と比較しても、浴室乾燥機は便利さと経済性のバランスが取れています。各ご家庭の状況に応じて最適な乾燥方法を選択し、賢く活用することで、洗濯物乾燥の効率化とコスト削減が可能です。

浴室乾燥機のガス代と電気料金を比較し、効率的な使用方法を学んだ今、さらに電気料金を抑える方法に興味が出てきた方もいらっしゃるでしょう。

TERASELでんきでは、ライフスタイルにあわせて選べる4つの料金プランを用意しています。中でも「市場連動型プラン」は、電力量料金の電源料金が30分ごとに変動するため、市場が高価な時間帯は電気の使用を抑え、安価な時間帯に電気を使用することも可能なので、電気料金を節約できます。日々の市場価格をメールおよびマイページから確認できるので、電気料金が安い時間帯に浴室乾燥機を作動させることで、運転コストを削減できる可能性があります。

他にも、通常プランとして、1人~2人暮らしの方にぴったりの「TERASELプラン」、24時間電気を使う方向けの「超TERASELプラン」もご用意しているので、ご自身にあったプランを選ぶことができます。また、電気料金を削減できるだけでなく、楽天ポイントが貯まる特典もあり、お得感満載です。

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